扇風砲の「吹き飛ばす力」とは


こちらの動画を見て、吹き飛ばし効果について詳しく知りたくなった……のだけれど、検索しても中々望みの情報が出てこないので、自分で研究してまとめ。一部憶測込みなのでマユツバ程度に。どこかに、もっと詳しくまとめてるところがあると思うんだけどなぁ。

以下、「吹き飛ばし耐性のあるキャラを使いたいけど、ノックバックだの属性効果だのよく分からん!」って人に捧ぐ。2.7.2環境。

  • 吹き飛ばし効果にはどんな種類があるの?

本記事では「吹き飛ばし効果」を大きく3種類に分けて定義する。いずれもキャラクタを吹き飛ばす効果だが、性質が全く異なるので注意すること。
1.扇風砲の攻撃(後述)
2.ノックバック(後述)
3.風の属性異常(後述)

  • 扇風砲の攻撃

扇風砲は射程内に敵を捉えた時、キャラクタを大きく吹き飛ばす風の塊を射出して攻撃する。扇風砲の攻撃は以下の3つの条件のいずれかが満たされるまでキャラクタや施設を貫通し直進し続ける。このため複数のキャラクタにヒットし、また吹き飛び方によっては同じキャラクタに複数回ヒットする場合もある。

1.射程外に出る
風の塊は扇風砲の射程の端まで来ると消える。当たり前だけど一応。

2.キャラクタに4ヒットする
風の塊はキャラクタに4回当たった時点で消える。すなわち扇風砲が一度の攻撃で吹き飛ばせるキャラは最大4体ということ。よって、吹き飛ばし耐性を持たないキャラでも大量展開すれば扇風砲の攻撃を押し切れる。

3.吹き飛ばし耐性持ちキャラクタに打ち消される
吹き飛ばし耐性持ちのキャラクタ(後述)は吹き飛ばしに耐えて風の塊を打ち消す能力を持つ。

  • 吹き飛ばし耐性持ちのキャラクタとは?

本記事では特防に「吹き飛ばされにくい」と表記されるキャラクタを「吹き飛ばし耐性持ち」、「全ての防衛施設の攻撃で吹き飛ばされない」と表記されるキャラクタを「完全耐性持ち」と呼称する。吹き飛ばし耐性持ちの定義について、某wikiでは「ノックバックしにくい」とか「扇風砲の吹き飛ばしを受けにくい」とかページによって表記が揺れているが、ゲーム中では「吹き飛ばされにくい」に統一されている。吹き飛ばし耐性持ちはあらゆる吹き飛ばし効果による後退距離が少なくなり、更に受けた扇風砲の攻撃を一定確率で耐えて打ち消す。単に自身が吹き飛ばされないだけではなく、風をブロックして後ろに通さない点がポイント(「一定確率」と書いたが実際どんな確率なのかは不明。体感した感じディーノは発動率が高めに設定されてる予感)。また完全耐性持ちはあらゆる効果で吹き飛ばず、受けた扇風砲の攻撃を全て打ち消す。これら吹き飛ばし耐性持ちキャラクタの主な役目は先行して扇風砲の攻撃を遮り、吹き飛ばし耐性を持たない後続の進軍を支援することである。


Youtubeで見つけた参考動画。火ドラは吹き飛ばし耐性持ち。水ドラは吹き飛ばし耐性無し。吹き飛ぶ距離の違いがよく分かる。また火ドラが風を無効化し前線を押し上げる様子も確認できる。参考になると思ったら動画に評価入れよう。

  • ノックバック

ノックバックとは、アマリーや風ドラの攻撃に付随する特殊効果。攻撃が命中したキャラクタを少しだけ吹き飛ばす。仮説だが、メガトン砲着弾時の吹き飛ばし効果も恐らくはこれに分類されると思われる。吹き飛ばし耐性持ちはノックバックの影響を100%受けない。完全耐性持ちも同様。SSRクマリンの特防は「全ての防衛施設の攻撃で吹き飛ばされない」と、キャラクタの攻撃によるノックバックは防げないかのような表記だが別にそんなことはなく、アマリーの攻撃も普通に防ぐ。アクアや水ドラの鈍足付与が水属性キャラに効かないのでその流れで誤解されやすいが、ノックバックは後述の属性異常とは別であり、風属性キャラクタにも効く。


アプデで風属性を得たミサイロ。風の属性異常は防げるようになったが、ノックバックはするのでアマリーの攻撃を受けるとポヨンポヨン跳ね飛ぶ。

  • 風の属性異常

風の属性異常とは、風属性防衛施設の攻撃がヒットした時に一定の確率で発生する特殊効果。キャラクタが緑色に変色して吹き飛ぶ。状態異常扱いなので「異常は重複しない」原則から、他の属性異常を受けている間は発生しない(火属性の火傷、氷属性の鈍足など)。また「属性キャラクタは自身と同じ属性の異常を受けない」原則から風属性キャラクタにも効かない。全属性異常に特防を持つシーザーも同様。扇風砲やノックバックとは異なり吹き飛ばし耐性で無効化することはできないが、吹き飛ぶ距離が大幅に軽減される(殆ど怯む程度)ので移動に支障は無い。ただしモーションをニュートラルに戻されるため攻撃間隔が長いキャラクタは反撃ができず一方的にハメられる場合があるので注意。一方で防衛施設の攻撃を介する吹き飛ばしであるため「防衛施設の攻撃で吹き飛ばされない」表記の完全耐性持ちキャラクタには効かない。


ミサイロとは逆に、ノックバックしないが風の属性異常で封殺されてしまう火ドラ。世の中適材適所である。一方、風ドラにはどっちも効かなかった。

  • 『うまく盾にしてね、そのための重量機よ』

アニマは扇風砲の攻撃を100%受け止めノックバックもしない。だが風の属性異常は効く。前述の通り風の属性異常は攻撃モーションを潰すので状況によってはハメ殺される。風砲台にハメられて昇天しちゃうノアちゃん……薄い本が厚くなるな。風ノア、もしくは風服を着て防御属性を風にした錬ノアならば「同属性の異常は効かない」原則で風異常を防ぐことができる。

  • つまり吹き飛ばされにくいキャラって?

吹き飛ばし効果の耐性についてここでまとめ直す。

「全ての防衛施設・キャラクターの攻撃で吹き飛ばされない」(LEヒルデ)
「全ての防衛施設の攻撃で吹き飛ばされない」(SSRクマリン

扇風砲の攻撃=無効
ノックバック=無効
風の属性異常=無効

風異常耐性&「吹き飛ばされにくい」(風ドラ、ディーノ、ロン)
扇風砲の攻撃=少距離吹っ飛び&確率で無効
ノックバック=無効
風の属性異常=無効

「吹き飛ばされにくい」(火ドラ、SSRバーサーク、ヴァルト、SSRヒルデ)
扇風砲の攻撃=少距離吹っ飛び&確率で無効
ノックバック=無効
風の属性異常=怯む程度

風異常耐性(風属性キャラクタ、シーザー)
扇風砲の攻撃=吹き飛ぶ
ノックバック=吹き飛ぶ
風の属性異常=無効

アニマ(防御属性が風でない)
扇風砲の攻撃=無効
ノックバック=無効
風の属性異常=怯む程度

アニマ(防御属性が風)
扇風砲の攻撃=無効
ノックバック=無効
風の属性異常=無効

  • LEハツメと扇風砲

LEハツメのスキル「忍法おぼろうつし」は自身が防衛施設から狙われなくなり、更に当たり判定のない2体の分身を出して同時攻撃を行うスキルである。前述の通り扇風砲は射程内に敵を捉えるまで風を発しないため、スキル発動中のハツメは扇風砲の正面から近づくことができる。ただしあくまで防衛施設に狙われなくなるだけなので、他のキャラクタを狙った範囲攻撃の巻き添えは受ける。扇風砲の攻略についても攻撃対象にされないというだけで、吹き飛ばしそのものに対する耐性は皆無なので注意。また分身は当たり判定がないため、人海戦術による扇風砲攻略の頭数には入らない。

  • で、記事タイトルの「吹き飛ばす力」って何よ?

俺も知りたい。
吹き飛ばしで後退する距離に影響する気がする。吹き飛ばし耐性の発動率にも影響するかもしれない。なんとなく予想はできるけど、レベルの異なる扇風砲を並べて実験する環境がないので確かめようがない。
誰かが既に解析してそうなもんだけどなー。