クリティカル率について今一度考える

スキルによるクリティカル率の増加とは実際どんなものか、検証したくなったのでアラシが単位時間あたりにクリティカルを出す回数をカウントしまとめた。
アラシのスキルは「風剣一閃」。発動率75%で攻撃力+15%クリティカル率+20%。例のごとく憶測込みなので眉唾程度に。ver2.8.0環境。



で、検証結果。

1匹目:スキル発動
クリティカル回数=18回

2匹目:スキル不発
クリティカル回数=5回

3匹目:スキル発動
クリティカル回数=28回

4匹目:スキル不発
クリティカル回数=6回


……ムラありすぎだこれ!?
この恐ろしく適当な検証結果から予測される事実は「クリティカル率+20%」とは「元々のクリティカル率を1.2倍にする」ではなく、「元々のクリティカル率に20%プラスする」という意味だろうということ。まだ4回しか測ってないので偶然という可能性を否定しきれないが、スキル発動時と不発時でクリティカル率が違いすぎる。


アラシのDPSは307なので、元のクリティカル率を考慮しない場合スキル発動時のDPS期待値は1.15*(1+0.5*0.2)*307=388.355、で計算合ってる?加えて発動率75%なので、アラシのスキル込みTDPS期待値は(307*0.25+388.355*0.75)*15=5520.24375、かな?こんな感じでスキル込みのTDPSも測れそう。


ここからは憶測だがアニマスキルもこれと同様と考えると、Lv3キャットテンションが+3%だから0.5*0.03でDPS期待値の増加はたった+1.5%である。攻撃力上昇スキルと重複可能とはいえこれはひどい。パンサーオーラ(攻撃力+20%)、アクセルブースト(攻撃力+70%)、弱点属性(ダメージ2倍)と併せてDPS期待値増加率がやっと+6%に届く計算だ(一応注意しておくと、ブーストとオーラの攻撃力増加は加算ではなく乗算される。+20%と+70%の合計は+90%ではなく、1.2*1.7=2.04倍すなわち+104%ということである。ここからはさらなる余談だが、オーラにオーラを重ねた場合効果は半減しつつ加算され、オーラにブーストを重ねた場合効果は乗算される。ではブーストにブーストを重ねた場合はどうなるのか?なんと、上書きされる。発動順には関係なく、なぜかドラブの方が優先される。「アクセルブースト+70%とドラグーンブースト+20%の合計は+20%」って納得いくか?俺は全然納得いかねぇ……)。それならチェインで効果半減しようがキャットオーラ重ねた方が得だ。ユニオンレイドで攻撃力上昇がカンストしてる場合、あるいはどうしてもクリティカルを出したくて藁にも縋りたい場合(攻撃アニマスキルやSSRクマリンなど一撃の威力を重視したい場合、あるいはLEヒルデ……とか?)を除けば、キャットテンションを錬ノアに使わせる理由はない。